ようこそうつくしまふくしまへ
40周年記念全国公立小中学校事務研究大会福島大会 
実行委員長 三 瓶 京 子 
 暑い、あつい、熱い福島へ、ようこそお越しくださいました。心より歓迎申し上げます。
 40周年記念全国公立小中学校事務研究大会福島大会を、全国各地より2,700名を超す参加申し込みをいただき、ここ郡山市で開催できますこと、大変うれしく思います。実行委員会では、本部との連携のもと、東北地区事務職員研究協議会と全国各支部の皆様の多くのご協力をいただきながら準備をすすめてまいりました。
 今年の大会は、子どもたちの美しい
歌声が大会開始のファンファーレです。
 「合唱王国ふくしま」を代表して
郡山市立大島小学校の児童の歌声
で開会の宣言をいたします。
 10時20分になったら耳を
澄ませてみてください。
 そして2008年8月6日、この日を迎えることができました。深く感謝申し上げます。
 40周年記念大会は、例年にない多くの12の分科会が用意されております。どの分科会も魅力ある内容がいっぱいで、活発な討議が期待されます。

あん全としん頼、あんしんを学校事務から〜

を大会のサブテーマとし、安全で安心な学校づくりに貢献する学校事務、地域や保護者から信頼される学校づくりを推進するための学校事務職員の役割を考えていきましょう。
 この大会速報『磐梯の風』を通して、福島の事務職員の思いを「さわやかな風」にのせて参加者の皆様にお届けできればと思います。
 不慣れなため、なにかと不行き届きなところがあるかとは思います。そんな時はどうぞ実行委員に遠慮なく声をかけてください。
 そして大会終了後に、お時間の許す方はぜひ「ほんとうの空」がある自然豊かな福島の観光地に足をのばしていただき、大会で得た成果とともに、 心のおみやげもお持ち帰りいただければうれしいです。
 3日間どうぞよろしくお願いいたします。


40周年記念大会へようこそ

 福島県事務研の会報で、「出会いから出会いへ」という特集を組んだことがあります。東京、宮城、新潟と様々な都道府県の方に「思い」のこもった応援メッセージをいただきました。今、実際に全国の皆様と出会うことができ、意見の交流ができることは大きな喜びです。そして40周年記念大会! 例年にない多くの分科会や記念事業に出会うことができます。たくさんの出会いに感謝しながら、私たち福島の事務職員は全国からの皆様をお迎えいたします。

全国から12分科会の豊かなハーモニー♪

分科会直前インタビュー! 研究責任者の方に「聴きどころ」をお伺いしました

本部研究分科会
「新しい時代の学校事務の展開と事務職員」
 子どもや地域にとって安全安心で魅力ある学校にするために事務職員に何ができるのか、実践例を挙げて紹介します。そして、その実現のためには事務職員が「総合力」を発揮していくことが大切であることを提案します。
  第1分科会:栃木支部
「響け!学校事務のハーモニー♪」
 栃木支部の研究主題「子どもの豊かな育ちを支援する学校事務」の具現化を目指し、これからの「とちぎの学校事務」を担う事務職員の在り方に迫ります。キーワードは「力量」と「組織」。栃木の現状から考察します。

第2分科会:東海地区 東海事務研
「東海事務研からの発信!支援から実現へ」
 4県からなる東海事務研。生き活き学校事務構想、コスモスプラン、3tor(スリーター)機能、共同実施の実践。それぞれ切り口は違いますが、目標は一つ「子どもたちの笑顔」です。
 
第3 分科会:新潟支部
「情報の共有と連携による組織的な学校事務の推進」
 上越支部事務職員が、教育委員会やNPO法人と連携して作り上げた「教育支援システム」。その取り組みの経緯や教育支援につながる具体的な実践例についての紹介です。助言者の方々は、情報についてのエキスパートです。

第4分科会:近畿地区 近事研
「私にもできる!自己改革のススメ」
 様々な実践で出会う「気づき」が提案型事務職員への道の一歩となることを実感していただき、さらに学校運営参画へとステップアップする道すじにも繋がることを検証し、「あなたにもできる!」を皆様にお届けします。
 
第5分科会:広島支部
「情報管理で備えあれば憂いなし」
 学校の中で「つなぐ」役割をしている事務職員。危機の回避および危機を最小限に抑えるために、事務職員ができることはコンプライアンスリーダーとして情報管理をすることではないかという提案です。

第6分科会:徳島支部
「環境整備による危機管理」
 児童生徒にとってのいじめ・不審者対策や安全で清潔な環境、教職員にとっての文書・データ管理や校内会計の見直しなど、環境を整備することによって危機回避に取り組んだプロジェクトf (fukushima)の実践です。
 
第7分科会:宮崎支部
「宮崎は今 パートIII」
 宮崎県の事業として事務処理規程を主体的に策定、改正し、その後市町村教委と連携して学校管理規則改正にどのように係わって地方教育行政へ参画したかの実践報告です。さらにこれからも事務職員として存在するための意義の確立を目指します。

第8分科会:岩手支部
希望ゆめをカタチに〜希望王国いわて実現のために〜」
 「これからのいわての事務職員が目指すもの」が、実践例を挙げながら提示され、指導助言の放送大学教授小川正人氏、五ヶ瀬町教育委員会教育長日渡円氏のお話を伺いながら実現に向けての討議がなされます。
 
第9分科会:宮城支部
「子どもの豊かな学びを保証する
学校経営システムを求めて」
 宮城支部は、よりよい授業を学校財務の面からどうサポートしていくことができるか?!の提案です。全国の皆さんと熱く語り合いたいと思います。プレゼンテーションルームでお待ちしています。

第10分科会:東北地区
「学校事務の未来像を探る」
 東北4県の分科会です。山形県の共同実施・秋田のセンター化と共同実施・青森の標準的職務一覧表についての報告、福島の財務に関する実践発表の後、コメンテーターの福島大学総合教育センター特任教授宮前貢氏よりお話をいただきます。
 
演習講座:全事研本部
「実践しよう!学校組織マネジメント研修」
 学校組織マネジメント研修の普及を目指した「演習講座も今回が最終回。基本的な講義と代表的な技法を用いた演習を中心に研修を進めます。あなたの学校や学校事務を見つめ直し、「これから」に役立ててください。

トピックス

グランドデザイン

 今大会では、40周年記念事業の一環として取り組まれた、『学校事務のグランドデザイン』が提案されます。変化の時代だからこそ、学校事務の本質を再確認し「新しい時代」に向かっていかなければならない。そうした前提に立って、これからの学校事務のあり方や事務職員の目指す方向を『学校事務のグランドデザイン』として示すものです。
 これからの事務職員には、新しい時代の学校経営の要として、また学校力を高める原動力として、地域社会の中で学校全体を見渡し、個々の学校の日常の中で、財務・情報・施設設備マネジメントを中心に学校づくりを担っていく役割があります。
 グランドデザインには、総論・各論の他に実行策が提示されています。実行策は、グランドデザイン実現に向けたプロセスです。6つの構成要素をもとに7つの実行策の戦略と方向性を示し、その実行策を、各支部や市区町村、会員がオリジナルプランとして充実させ、取り組んでいくことによって、新しい時代の学校事務を推進させようというものです。
 アンケートにご協力ください。

合唱王国ふくしまへようこそ

 福島は、合唱・合奏が盛んな県です。なかでもここ郡山市は、戦後の困窮で治安が悪かった時代から、音楽を心のよりどころとし、音楽によるまちづくりが市民によって進められてきました。会場がないために市民の寄付を募ったのがきっかけでできた市民会館。「十万人コーラス」運動など、市民による音楽活動が盛んなことから、「東北のウィーン」と呼んでいただけるようになり、平成20年3月24日「音楽都市」を宣言するに至りました。小学校、中学校、高校の音楽活動も盛んで、現在は「合唱王国ふくしま」を支える存在になっています。
 本日は、その中から郡山市立大島小学校の児童86名の合唱を皆様にお届けします。開会式の始まる前、子どもたちはステージの右側に並んで皆様をお迎えします。曲目は「ふるさとの四季」。平成19年度全国学校音楽コンクール全国コンクール銅賞を受賞した子どもたちの歌声をお楽しみください。
 40周年を迎えた「子どもの豊かな育ちを支援する学校事務」の研究大会は、子どもたちの歌声をファンファーレとして幕が開きます。



大会参加者数