■ 第10分科会詳細

 第10分科会 
(東北)
「学校事務の未来像を探る」
−山形・秋田・青森・福島からの情報発信−
山形県 「山形県における共同実施」
−それぞれの取り組み、そして気づきから−
1 研究テーマ設定の理由
 学校の枠を超えて連携していくことが、これからの事務職員にとって必要であるという意識が強まる中で、各地区毎に、できる事からやってみる事で、学校事務の連携・共同実施について見えてくるものがあるのではないいかと考え、研究のテーマとしました。
2 提案発表の骨子
 (1)山形県における共同実施の現状と、加配なしで学校間連携に取り組んでいる県内各地区の紹介
 (2)山形県における共同実施の今後の方向
3 分科会運営の形態
 講演式協議。提案発表後、参加者とともに意見交換・情報交換を行い、討議を進めていきます。
4 分科会討議の柱
 (1)事務職員自身の意識改革をどのようにして進めるか
 (2)学校間連携をすることによって得られる具体的効果とは何か
 (3)連携および共同実施による効果を学校経営に生かすには何が求められるのか
5 参加者へのお願い
 実際に共同実施を行っている他県の皆さんから、共同実施をやってよかったという事例・実践を、また、これだけは避けたいという事例もありましたら、ぜひお聞かせください。
秋田県 時代にこたえる学校事務を求めて
−事務室の機能強化と事務の改善を求めて−
1 研究テーマ設定の理由
 秋田県では児童生徒数の減少や財政状況の脆弱化を踏まえ、教育の推進体制を問い直した「あきた教育新時代創成プログラム」が策定されました。そのなかで学校事務のセンター化や諸手当認定権の移譲が行われ、教育事務所の再編が予定されています。私たちには、今後予想される変化に対応する事務機能や事務の改善が求められています。
2 提案発表の骨子
 「共同実施(学校間連携)」「学校事務のセンター化」「事務所再編」「採用一本化」「教員多忙化」をキーワードに、ここ数年の私たちを取り巻く環境の変化による仕事の在り方を問い直します。そのうえで、今後、事務室の機能を強化する具体的な方策を、学校間連携と市町村教育委員会の関わりの中で検討します。
3 分科会運営の形態
 プロジェクターを使用し資料を提示しながら、講演式討議(レクチャーディスカッション)を行います。
4 分科会討議の柱
 秋田県の現状及び今後の学校間連携の在り方を提案し、将来の望ましい事務処理体制を考えるうえでの参考意見を伺いたい。
5 参加者へのお願い
 各県の現状を含め、積極的なご意見をお寄せください。
青森県 「私たちの職務とは」
−「標準的職務一覧表」の策定−
1 研究テーマ設定の理由
 学校事務職員制度が始まって以来解決されていない「標準的職務」を青森県でも考察し、自らの職責を確立するため、学校の組織の中や外部に対しても職務を明確にする。
2 提案発表の骨子
 「標準的職務」はもちろんのこと、それに付随した「附則」での「職務内容についての目標」とその後に明示した「補職名別職務一覧表」について発表。また、それらに寄せられた会員の意見や、「補職名別職務一覧表」を発表したことでわかった地域ごとに違う職務内容等についても補足説明します。
 地域ごとに違う「補職名別職務一覧表」を提案します。
3 分科会運営の形態
 レクチャーディスカッション(講演式討議)
4 分科会討議の柱
 (1)「標準的職務一覧表」のある県では、それをどのように活用しているのか
 (2)地域ごとに違う職務内容をどう克服しているのか
 (3)「補職名別職務一覧表」をどう考えるか。どのように活用していくか
 (4)今後「補職名」はどうあればいいのか
5 参加者へのお願い
 青森県版の「職務一覧表」についての意見や「補職名別職務一覧表」についての意見を聞かせていただきたい。
福島県 「子どもの学びを支援する学校財務を求めて」
−学校に居るからこそできる学校予算運営の実践を通して−
1 研究テーマ設定の理由
 福島県事務研で推進している第四次長期研修計画は、学校事務職員の存在意義に重点を置き、研修項目設定や研究課題を系統立て、学校事務職員が学校の意思決定に関わる「学校経営事務」を主体的に担うことをめざしています。このような県内の取り組みが展開されている中で、学校事務職員の中心的職務領域である学校財務における各学校、地域での取り組みを通し、子どもの学びを支援する経営事務としての課題を明らかにするために研究を進めてきました。
2 提案発表の骨子
 (1)子どもの学びを支援する経営事務における学校財務の位置づけと実務課題
 (2)学校、地域での取り組みの実態
3 分科会運営の形態
 実践発表後、参加者とともに意見交換を行い、討議を進めていきます。
4 分科会討議の柱
 (1)学校財務における学校事務の果たすべき役割について
5 参加者へのお願い
 所属校での取り組みや各市区町村の現状を含め、積極的なご意見をお寄せください。